子育てをしながらうつ病を克服するために大切な事とは?

子育てからのストレスでうつ病を患ってしまった時は克服出来るまでどのように過ごし考えていったら良いのでしょうか?

子育てとはやりがいもあり楽しいことも多いと思いますが、実際には当たり前ですが最初は誰もが初めての経験で子育てからのストレスを克服することは簡単なことではありませんよね。

何も分からない子供を一から育てるので楽しい事ばかりでもなく辛いことばかりではないのが子育てと言えるかもしれません。

大人の都合の良いようにいつもいくわけではありませんよね。

子育てがひと段落して、子供が成人して社会に出るまでにさまざまな壁があると思います。

子育てをしていれば、上手くいかないことからストレスがかかってくるのも自然な事であると思います。

誰もが自分の思うような理想があると思いますが、実際に上手くいくことは少なく克服することも難しく、イライラすることもありますよね。

渡部
自分自身も子供の頃はかなり親から沢山叱られたりして育ちました。子供ですからもちろん大人ほど分別がつく能力もないので興味があれば何でもやってみたくなり少々悪いようなことも経験してきました。

本当は子育てからのストレスがかなりかかっているのに、自分は大丈夫なんだ、うつ病なんかなるわけない自分はそんな精神的な病いとは縁がないと軽く考えていると知らない間にうつ病の症状が進んでいてある日プッツンと朝に起きれなくなったり、頭痛、何もやる気起きないなどうつ病になる可能性も低いわけではありません。

日本人の特徴として変に我慢してしまう癖があるように思います。

これは実際に自分自身がそうでした。23歳のある日の朝に頭に違和感を感じたことがきっかけで20代は本当にめちゃくちゃな人生を過ごすことになってしまいました。

自分で気づかないうちにストレスがたまっていたことを後になってから気づかされました。

後から思えば前兆として睡眠の質が悪くなり寝付けない、夜中に目が覚めるということは頻繁にありました。

自分は病気なんか縁がないものだと思い込んでずっと生きてきたので大変ショックだったことを覚えています。

子育てのストレスからうつ病に進むケースもたくさんあり克服まで長期間かかることもたくさんあります。

うつ病になってしまうと今まで出来ていたこと家事や仕事など普通に出来ていたことが途端に出来なくなってしまいます。

子育てが原因でのストレスを上手く発散して克服することが出来ずに一人だけで完璧にこなそうとして育児の悩みや不安を抱えこんでしまってだんだん親としての自信が乏しくなる感覚になってしまって全ての事を投げ出したくなって嫌になってしまうのが子育てのストレスからくるうつ病の原因ではないでしょうか。

子育てのストレスを解消出来る人と出来ない人の違いとは?

上手に子育てからのストレスを解消出来る人もいれば、子育てが原因のストレス解消が上手に出来ずに一人で抱え込んでためてしまう人も多いと思います。

うつ病を患ってしまうまで子育てからのストレスが溜まりに溜まってしまった人は、自分で全ての事を完璧にしなければならない、話をする相手も一人もいなくて子育てに関するストレスの原因の悩みを聞いてもらえる人もいずに、毎日ひとりぼっちで孤独と戦っている人だと思います。

これでは克服までに時間がかかるのも当然だと思います。

子育てのストレスからうつ病にならないためにも、家族ぐるみで子育てに協力するようにして、子育てのストレスを抱えている人の気分転換、ストレス解消を出来る時間を作って一緒に考える必要があると思います。

今は子育て相談が出来る場所ははたくさんありますので悩みを一人で抱え込まずに相談することがうつ病の克服の近道ですので心の負担を軽くしてください。

出産後の産後うつ病とはどんなもの?

 耳にしたことがある方も多いと思いますが、「産後うつ病」とは、子供を出産したあとに、ホルモンバランスの乱れとか子育てのストレスから発症することのあるうつ病です。

女性に多く発症するうつ病で、出産を経験する女性の約3割がかかるといわれているそうです。
ところが産後うつ病は女性だけが患うものではないようです。

男性でも産後うつ病を発症する可能性があるとわかっています。
産後うつ病を患ってしまう男性は1割ほど存在するようです。
もちろん女性に比べれば少ないですが、存在していることに驚きました。

女性だけに発症するものと思われがちな産後うつ病ですが、男性が発症するケースもあります。

男性が産後うつ病を患ってしまう時期としては出産してから半年間くらいの間が多いそうです。

海外の研究データでは半年間くらいの間に父親の2割くらいの方にうつ病の症状がみられたというデータもあります。
こういう、うつ病に近い状態のことを、パタニティブルーと呼びます。(パタとは父親)

パタニティブルーがエスカレートしてより悪くなってしまうと、産後うつ病を患ってしまうことになります。

子育ては周囲に助けてもらうことが大事です!

母親一人だけで子育てをするなんていうことは、とても困難が伴うというより無理と言った方が良いでしょう。

子供とばかり長時間、毎日のように一緒にいれば、楽しいばかりではなく、もちろん子育てからのストレスが蓄積していきます。

症状がエスカレートする前に、身内の両親を頼ってお願いしてみましょう。

人を頼ることは何もおかしいことではなく恥ずかしいことではありません。

休日であれば、父親に協力してもらうことがベストでしょう。

何事もトラブルが大きくならないように早めに手を打つことが、うつ病を克服していく上でも早い解決になります。

これはうつ病などの病気の事に限らずお金の問題、人間関係にも共通して言えるんだと思います。

自分もうつ病で働いてない時期はお金のやりくりには大変苦労してクレジットカードで利用限度額いっぱいになってしまったこともありました。

まだしばらくは大丈夫だろうと思っていても積み重なったら大変ことになるものです。

自分の家庭もそうでしたが、私が子供の頃などは三世代位が一緒に暮らしてたので、子育てをおじいさんやおばあさんなどに手伝ってもらうことが普通のような環境にあって育ってきました。

ところが現代のように核家族であることが多い場合は、お母さん一人で一日中、子供の見守りをすることになります。

父親に手伝ってもらうことが理想ですが、多くの男性は平日は働いているので、そのように上手くいかないことも沢山あるでしょう。

そのような時に一人で悩むのではなくて、それぞれの地域にある子育て支援施設やサークルなどを活用してみましょう。

家の中に引きこもってしまうと、克服までの時間が余計にかかって、ますます子育てからのストレスを感じやすくなっていきます。

子育てからのストレスの症状は本当に沢山ありますが、精神的に心が病んでいくことで不安定になっていく傾向があります。

元気はつらつであったはずなのに目つきが元気がないように見えるようになってしまったり、考え込まずに出来ていた家事をやらなくなったり、家の中の整理整頓ができなくなったり、子供に泣かれてしまうと、イライラすることが多くなってきます。

エスカレートするとお母さん自身がプッツンとキレてしまって、自分の子供に対して精神面を傷つけるほど手を挙げてしまうことすらあります。

虐待までエスカレートしてしまうくらいだと、かなりストレスが溜まり過ぎている状態にいますので必ず誰かに悩みを聞いてもらってください。

一人で全てをやろうとするなど到底無理な事ですし、子供を親のおもちゃにしてしまってはいけません。

人格形成が未熟であるとはいえ一人の人間ですので小さい頃は泣くとかは全く正常な事なのである程度こんなものだと思えるくらい大きく構えていてほしいですね。

子育てストレスの原因色々

子育てからのストレスに潰されないためにはお母さん自身の心と体力に少しでも余裕がないと対応することが出来ません。

眠れない日々が続いていたり、心の状態が安定していないと、どんどんストレスが膨れ上がって克服することが困難になっていくことでしょう。

こんな時の一番の対策は、1日の内の少しの時間でも良いので一人の時間を持つことです。

お母さん自身が心身共に疲労感を感じているのであればお父さんに子育てがこんなに大変で耐える場面が多いか、理解して納得してもらいましょう。

お父さんが休日の日には、子供と遊ぶことを頼んで、自分は睡眠をとったり一人で好きな事をしたりしてみるのも良いでしょう。時間は短かったとしても違うことをすることでかなりの気分転換になると思います。

女性にとっての結婚、妊娠、出産はとても嬉しい出来事ですよね。

命を授かって、家族に仲間が新しく増えて自分は母親になるという喜びがどんどん大きくなる時期ですよね。

ところが、この上ない嬉しいはずの出来事がきっかけでもうつ病になってしまうことがあるために注意が必要です。

子育てからのうつ病は誰もが患ってしまう可能性がある病気ですが、妊娠中~出産間近の時期は、精神状態も変化しやすい時で、とてもうつ病を患ってしまいやすい状態になっています。

無事に出産した後もうつ病に近い状態になりやすいこともあるので、妊娠中の時期から心の状態の変化はしっかり見ておくことが肝心です。

がらりと環境が変わって初めてのことだらけで心の状態も変化しやすい時ですよね。

この変化をおおらかに嬉しいことと捉えて楽しむことができるような人はうつ病にはなりにくいのですが、変化に対して適応がなかなか上手にいかなくて強い不安感に襲われてしまいやすい場合は、うつ病の状態を引き起こしやすい傾向が見られています。

うつ病を患ってしまう原因としてその人自身の性格や今までの環境からガラッと変わったりということからのストレスといった事が関係している病気なので、女性の結婚、妊娠、出産の時期には、よりストレスをためこみ過ぎないようにして、自分自身の心の状態が安定しやすくて過ごしやすい環境にいてて悪いストレスからはなるべく避けて過ごすようにして、性格が真面目すぎるケースも悩みを抱えやすく危険なのでちょっとだけ気を抜くことなど、少しでも気持ちが楽になれるように心がけていくようにしましょう。

悪いストレスのない穏やかで良い環境で出産、子育てが出来るようにお父さんや家族にも沢山協力してもらってください。

自分なんかでも赤ちゃんをきちんと子育てすることができるのかと不安を感じることは誰でもあると思いますが、実際にあることとして、自分の赤ちゃんを見ても本気で可愛いと思えないとか、子育てをすること自体を面倒に思ったとか、赤ちゃんに対してマイナスな言葉を吐いたり、悪い感情を持ってしまって、実際に子育てをすることが出来なくなってしまった場合は、すぐに医師に相談することをオススメします。

こんな状態に陥りやすい人は生真面目な性格のタイプの人が多くて子育ては大変なものだと分かっていながら、自分の思うようにいかない辛さや苦しみを話す相手もおらずに一人で塞ぎこんでしまう傾向が見られいます。

うつ病は自分でもストレスがたまってきているとは自覚が乏しい間でも知らない間に進行してしまう病気ですし、一度元気になっても再発しやすい病気でもあります。

もし憂鬱な状態があまりなかったとしても、治療を受けていない場合はいつ再発してもおかしくない状態です。

母親自身が心身共に元気はつらつでいることが赤ちゃんにとってもリラックスできて嬉しいことなので自分自身のコンディションには十分に気を使いましょう。

子育てが元でのうつ病 空の巣症候群とは?

耳にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、空の巣症候群とは、子育てが終わったことがきっかけになって患ってしまう、うつ病です。

就職や結婚などで子供が独立したりして今まで身近にいたのが一人ぼっちのようにポツンと取り残されてしまった親の状態を表しています。

子供が就職などで独立すると今までの親の生活サイクルにも変化が生じます。

これまで子育てにたっぷり時間をかけていたのがポカーンと時間が余るようになって、自分の子供のことを気にしていた気持ちや愛情の向け先がなります。

空の巣症候群は、子育てを終えた後のまた新しい自分を見つけていくことが何よりの克服に向けてすべきことです。

子育てのために使っていた時間の使いみちを考えてみましょう。うつ病の克服に向けてとても大事な事です。

新しい趣味を作ったり新しい仕事を始めてみたりしてみるのも良いでしょう。

ただの時間を無駄に使っているような気分になるかもしれませんが、そのような生活の中からでも新しい楽しみが見つかったりするものです。

自分自身の親との関係

自分自身は幼少期の頃は特に父親が厳しかったことを覚えています。まともに褒められた記憶もなく昔ながらの気質で気合と根性が取り柄の人でした。

何をやってもまだまだダメだとか、厳しいというか偏屈な気質もありました。

子供の頃に悪さをするとお灸を背中にすえられ滅茶苦茶、熱く泣き叫んだ記憶が今でもハッキリとあります。

今の時代なら虐待扱いになるかもしれませんね。

兄も同様の経験をしていて自分と同じうつ病経験者ですのでひょっとして性格形成に大きく関係しているかもしれません。

自分がこのような経験をしているので絶対に自分はそのようなことはしたくないと強く思います。

母親は対照的におしゃべりなタイプですが、同様によく叱られた記憶の方があります。

大人になった今でも年配者が苦手なのはこういう幼少期の経験からきているのも大きいと思います。