逆転の発想を!うつ病で解放病棟へ入院するからこそ出来ることとは?

うつ病は解消が難しいストレスを長期間受け続けて脳がダメージを受けている状態なので、心身のケアには細心の注意が必要となります。

基本的に病院のお世話になるなら精神科や心療内科などでうつ病の克服へ向けて治療に専念することになりますが、

自分の時には入院が必要だと言われた時には、うつ病の症状の程度や病歴を聞かれたのでそれによって入院する病棟が違っていました。

1つ目は、テレビや漫画でよく見かけるような、一部屋一部屋が隔離されている隔離病棟、あるいは閉鎖病棟です。環境から想像できる通り、比較的症状が重く、周りに迷惑をかける可能性が高い場合に入ることが多いと言われています。

2つ目は、解放病棟と呼ばれるところです。自分が入院したのはこちらの方でした。

隔離病棟は閉鎖病棟ほど馴染みがない人が多いですが、分かりやすくいうなら普通の病院の病室と一緒と考えることができます。もちろん、精神科ならではの配慮や対策は行われているものの、初めて訪れた人は、うつ病の患者が入院している病室とは思えないことも多いという印象でした。

解放病棟へ入院するメリットとは?

では、具体的に解放病棟で過ごすことにはどのようなメリットがあるのでしょうか?より理解が進むように、まずは比較対象として、隔離病棟や閉鎖病棟について少し述べてから、解放病棟のメリットだと思うことを書いてみたいと思います。

まず、隔離病棟や閉鎖病棟は、症状が相当程度重い場合に適用されます。そのため、行動や生活はある程度制限され、酷い場合にはずっとベッドの上で一日中過ごさなければならない場合もあります。

鎮静剤や睡眠薬などを投与することもあり、安定するまでしばらく薬付けになることも少なくありません。ここまで聞くと、精神の負担がより重くなるので、治療には向かないと感じる人も多いですが、症状が重い場合はむしろ抑え込むくらいでないと治療自体が始められず、結果としてうつ病を克服するまでの期間が遅れることもあるようです。

入院して最初の方は、多少荒療治的な側面があるとしても、少しずつ完治を目指していくには必要です。ただ、それでも精神にかかるストレスは大きいため、人によっては治療が思うように進まない場合もあり得ます。そこで、次はストレスを軽減させる目的などから、少しずつ回復して症状が落ち着いてくると、隔離病棟もしくは閉鎖病棟から解放病棟へと移されることになります。

解放病棟へ移るためには、先に書いたように症状が落ち着いてからでないと難しいと思います。

また、元々隔離病棟や閉鎖病棟にいた人のみならず、そもそもうつ病の症状が軽度である場合や、症状が軽くなくてもそれ自体を発症する回数が多くない場合などにも、解放病棟へ入る資格が与えらることもあるようです。

では、どのようなメリットがあるのかといえば、自分が入院して気づいたことはやはり一番はストレスが大幅に軽減されることです。隔離病棟や閉鎖病棟よりも生活の自由が保障され、家族や友人との面会も許されます。

自分の経験でもこれは本当に大きかったですね。うつ病というと偏見を持つ人も多いようですので最初は自分も不安でしたが意外と普通過ぎて拍子抜けしたことをハッキリと覚えています。

より症状が軽くなれば外泊も可能となり、精神をよりリラックスさせることが出来ます。もちろん、自由が保障されているとはいえ、完治して退院するまでは大変であることに変わりはないので、一挙一動監視されて記録されることは免れませんが、それを除けば普通の病院の病棟とほとんど変わらない環境という印象でした。

ただ、隔離病棟や閉鎖病棟と異なり個人部屋であることは少なく、ほとんどの場合は少人数との相部屋となるので、症状が軽くなったとはいえコミュニケーション能力に不安がある人などにとっては、それがストレスとなる場合もあります。そこで、病院によっては相部屋であってもカーテンで仕切るなどしてプライバシーを設け、出来るだけストレスを感じさせないように配慮されています。

自分の体験では1か月も過ごさない短期的なもので解放病棟で6人くらいの部屋でしたが特に大きなトラブルなどもなく割と快適に過ごせた印象でした。もちろん、病院ですから病んでいる人ばかりですので決して明るい空気とは言えませんが色んな人の話を聞くことが出来た体験は後に色々生かせることになっています。

また、プライバシーを守ると同時に、うつ病の治療の一貫として、他の人とのコミュニケーションを積極的に図るための場も設けることにより、退院後に社会復帰しても苦労しないような工夫や努力も見ることができます。

自分もうつ病の患者同士のサークルのようなものに顔を出して悩み事を吐き出す場に参加することでずいぶん心が楽になり前向きな気持ちになれた経験があるので一人でどうにかしようと頑固に抱え込むのではなく変なプライドのようなものを捨てて正直な感情を出してほしいですね。

うつ病を患うまで我慢しすぎたはずなんです。素直な感情を出してください!

本当は辛いんだ!寂しいんだ!と本音を言葉を発して声に出してください。心が少しは軽くなるはずです。

大人になると弱音を吐くことはダメとか人を頼ることはダメとか変に考えが固まりがちですが悩みを正直に話すことは少しもおかしいことではないしストレスというのは完全に0にするというよりは軽くすることを考えたほうが良いのです。

このように、解放病棟はメンタル面の治療を行いつつも、出来るだけストレスを溜め込ませないような環境が保たれています。これはうつ病などの精神患者に対するメリットだけでなく、その家族にも良い影響を与えます。

いくら家族がうつ病で入院しないといけなくなり関わりを遮断された病院へ入れるということは、簡単な決断ではありません。

しかし、開放的で他の病院と何ら変わらない雰囲気の病棟であれば、本人に出来るだけ苦しい思いをさせることなく治療に専念させることが出来るので、家族の負担も軽減させることになります。面会も自由に出来るため、日に日に元気になっていくのを見れば、より安心することが出来るでしょう。

自分が入院した時も色々な人と会話することで反対に日頃の悩みが小さくなったりこちらが知識を教えて頂くことがたくさんありました。

以上のような入院するメリットを知っておくことで、いざ自分や家族がうつ病を患った時に、素早い対応が出来るようになります。

病院で生活することの不安やストレスも軽減出来るため、うつ病の早い完治を期待することが出来るでしょう。

うつ病の症状がとてもひどい場合や、環境を変える必要があると判断された場合には、病院へ入院することが検討されることも考えられます。しかし入院を提案すると、できれば病院へ入院などしたくないという患者がほとんどではないでしょうか?入院するとしたら解放病棟か閉鎖病棟どちらが良いのかも悩むところです。

解放病棟はそんなに怖くない!

過剰なストレスが長期間続いて、うつ病を患ってしまって病院で入院する生活をしないといけなくなると、様々な制約も発生して、仕事をしているのであれば会社を休まなければならず、周囲の人にも伝える必要が出てくるでしょう。

実際のところ、自分も経験した中で精神科の病院の解放病棟はそれほど怖い場所ではありません。病院の解放病棟へ入院してしばらく生活することで、少しでも早く症状が落ち着いてうつ病が克服する方向に向かうのであれば、前向きに解放病棟がある病院への入院を検討した方が良いといえます。

解放病棟での生活は朝はなるべく同じ時間に起きて太陽の光をしっかりと浴び、日中はゆっくりと体を休ませ、人とコミュニケーションを取ったり、夜はきちんと睡眠をとるようにします。三食きちんと食事をとり、日中は体を休ませるものの、長時間昼寝をしてしまうと夜の睡眠に響いてくるため、なるべく昼寝は長時間にならないように注意が必要です。

私自身がお医者さんから指導して頂いたのはとりあえず、朝起きる時間だけは一定にしてまずは外を散歩するように言われたのでそれは必ず実行するようにしていました。

部屋にこもっていると孤独感が強くなり余計に憂うつな気持ちが湧いてくるのでそのようにして正解でした。日中はなるべく散歩等で歩く時間を増やすようにしていました。動いていれば時間が経ちますしね。

起きる時間が一定にするように言われましたが、寝る時間はあまり神経質にならないようにも言われました。

例えば夜22時だから寝なければならないとか強迫観念のように考えてしまうとよけいに眠れないものですからね。

最も基本ですが眠くなってから布団の中へ入るようにした方が良いと思います。

規則正しく、ストレスから離れて心身をゆっくりと休める生活を、数日から数週間ほど続けると、少しずつですが症状が落ち着いて克服する方向に向かい、精神的にもやる気が出たり、笑う機会が増えたり食欲が増したりして前向きな気持ちになることができます。

解放病棟で短期間でも仕事から離れて何もしない時間を作ると今までがいかに仕事、ストレスに振り回されていたことを知ることになります。

少しずつ克服してきて気持ちに余裕が持てるようになったら、少しずつ活動を取り入れていきます。活動の内容としては、もちろん個人により異なりますが自分のペースで出来る範囲で散歩や外出を行ったり、病院で行われている作業療法に参加する人もいます。

自分の入院経験

自分の入院の経験は1か月もない短期間の入院でしたが、メリットとして感じたことは話し相手がすぐ近くに少なくとも数人はいるということは自分としては大きかったですね。家で一人でポツンと1日中ベットで横になって過ごすのは孤独でしたから。

それから環境が少し変わったことで景色も変わり心身のリフレッシュには少しはなったので気分の緩和にはなりました。

やはり理解者が身近にいることはとても大きいものです。聞き役に回ってくれたのでこちらも本音を言いやすく心が少し軽くなった気がしています。人間は一人では生きられないし生きるものでもないということを経験から学びました。

長期入院には抵抗ある方でもちょっと何かを変えてみたいという方は短期間でも入院してみることもオススメできます。

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