この本で救われた!うつ病の家族の接し方の本の紹介

今回はうつ病の時の家族の接し方のオススメの本を紹介したいと思います。

自分がうつ病で苦しんでいた時期やある程度改善してから読んでいた本を幾つか紹介したいと思います。

いろんなケースがあることを知ると視野が広がります。

一つ目の書籍はこちらです。

うつの治し方―治療、家族の接し方、ケアの仕方から再発防止まで

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この本はうつ病の改善の仕方を分かりやすく説明した誰でも読めそうな本で、特にうつ病で苦しんでいる本人とその家族やまわりの大切な人に直接役立つように書かれていて大変参考になりました。

同じような内容の本を幾つか読んできましたがこの本は具体例もあって理解しやすく大変参考になりました。

うつ病とはそもそもどんな病気であるのか、ゆううつな状態になるのはどんな時かが分かりやすく説明してありました。

うつ病を患いやすい人の性格や思考パターンや傾向などが書かれていてこれは本当に自分に当てはまる部分が多くてびっくりしたことと納得したことをよく覚えています。

うつ病の人のための病院の選び方や相談方法について分かりやすく書かれていました。
最初は心療内科と精神科の違いもよく分からず、そもそも何科にかかれば良いか分からなかったのですが、分かりやすく説明されていて助かりました。

何科にかかれば良いのかは意外と知られていないかも多いのではないでしょうか?

いろんな科を転々とされる方も多いことでしょう。

受診することを避けたほうがいい病院はどんな感じの病院かも書かれていてとても具体的な印象です。

診断や治療の過程の相談では処方される抗うつ薬については、薬の服用を勝手にやめないとある程度は回復するまで飲用するなど服用する上で気をつけることが書いてあります。

うつ病を改善する方法が具体的に詳しく書かれているのがこの本の良いところでした。

実際の例がとても多くて、説明だけでは理解しにくい部分も実際にあった例があるので分かりやすいし納得できて、実際の例なので何よりも説得力があるように思いました。

次に紹介する本は以下のタイトルの本です。

数年前から聞くようになった新型うつ病とはどんなものか等が詳しく書いてありました。

うつ病・新型うつ病の人との接し方を間違えない本

うつ病や数年前から聞く機会が増えた新型うつ病の人との接し方を間違わないための理解に役立ちました。

一般にうつ病の方への対応として「励ましてはいけない」とか頑張れと言ってはいけないとか怒ってはいけないとかうつ病の方の接し方について誤った認識や接し方が分からないと悩む人が非常に多いようです。

うつ病の患者さんが増え続ける今の会社組織に知って欲しい内容が本当に豊富に書かれています。

本当のうつ病の対策を知りたい方は1冊あると本当に重宝します。

内容の一部としては

◎ うつ病の方はどんな症状を心身に感じていてどんなことに悩んでいるのかが具体的に分かりやすく書かれています。

◎ うつ病の方に対して偏見を持たず理解するにはどうしたら良いか?

◎ うつ病の方を支えるために家族がどのような行動、対応をすればよいか?

◎ うつ病の方になるべく言わないほうがいいことやってはいけないこと反対にやってあげたほうが良いことは何か?

次にご存知の方も多いと思いますが、「ツレがうつになりまして」という映画にもなった本です。

サラリーマンだったツレがある日、まえぶれもなく死にたいとつぶやくところからはじまるストーリーです。

仕事のストレスでうつ病になってしまったのです。

生真面目一徹で頑張り屋だったツレが、マイナス思考の頑張れない人間になってしまいました。

二度と元気だったツレは戻ってこないのかと病気と闘う旦那と奥さんとのユーモアもありの本当にオススメの本です。

今現在が辛くて仕方ない方へ

家族や身の回りの大切な方が理解してもらう上で、この本は本当にオススメできます。

私自身もうつ病に関する本はたくさん読んできましたがこの本や映画ほどうつ病という病気の状態をを理解出来る本はないと思いました。

分かりやすい点が理解してもらう上でも良いと思います。

家族や友人がうつ病になった時にはこの本を読む事で本人がいかに苦しいかを少しは理解することが出来るかもしれません。

この本を通してうつ病に対しての理解が進んで、うつ病というものに対して今までと違って状況が良くなっていくようなとても気持ちの面でも改善してくれる部分がある本でした。

この本を読みながらも自分の体験と重ねて自分もこんな感じだったと思うことがたくさんありました。

そしてうつ病の人特有の思考パターンもあることをこの時に知りました。
新たなことを知ったりする機会を与えてくれました。

感情移入をして涙が自然に出たり苦しいのは自分だけではないんだと思えた時に涙があふれることがよくありました。

涙を流すことそのものがうつ病の時には全くなかったことを考えると相当の心身の負担がありすぎて感情がかなり乏しくなっていたんだなとこの時に感じました。

現実には厳しい場面もたくさんあります。

うつ病のことを何も知らない人が良いと思ってやったことがうつ病の人をかえって苦しめることになるかもしれないんですよね。

うつ病までいくということは頑張って、頑張り続けて自分の限界を超えてしまうまで頑張り過ぎたからうつ病になってしまったのです。

そしてうつ病を患う人に共通しているのが言いたいことを言えてなく感情を抑える癖があることが多いです。

自分もうつ病を克服してから後悔したこととして言いたいことを言ってこなかった、我慢し過ぎることはなかったということがあります。

本当は辛いのに平気なふりをする、これではいつかつぶれるのも時間の問題だったんですね。

そういう理由からうつ病までいった方には十分な休息をとることや「もう頑張ることを止めて!」という言葉が必要なんですよね。

私自身のうつ病体験

私の体験では23歳の時のある朝に頭に違和感を感じたことが発端でそれからおかしくなっていったのですが、今から思えば就職関係や人間関係で酷く悩んでいた時期が長かったのでそれが原因の一つでもあったかなと思います。

誰も相談相手もおらず一人で抱え込んでいたことも今思えば失敗の元だった気がします。

反対にうつ病に絶対ならない人を観察していると必ず一人で抱え込むのではなくて相談しながらコミュニケーションをしっかりとっていますよね。

自分はそれが出来ていなかったんでしょうね。

うつ病の時は当然のように仕事どころでなかったので働くことが出来ず、毎日ベットで横になって過ごしていたので金銭面のことを気にしては毎日のように親やまわりの大切な方にに対して申し訳ない、それに加えて、情けない、悔しい気持ちでいっぱいでした。

早くどうにかしたいけど、どうして良いか分からない。
こんな感じの自分を責めるようなことばかり考えていました。

大勢の人にとって、家族は一緒にいて安らげる人たちの集合になります。

仕事で疲れて帰ってきても家に帰って家族の顔を見たらホッして緊張もとれてほっとした気持ちになれますよね。

仕事中ずっと張り詰めていた緊張感が一気にとけることでしょう。

家族と楽しい会話をしながらご飯を食べて、今日の楽しい出来事を話したりしてリラックス出来ます。

こうして私たちは癒されて、翌日もまた元気に仕事に行くことが出来るのです。

家族は本当に癒しになります。 しばらくコミュニケーションが取れていない方などは接し方を工夫して連絡を取り合ってみてはいかがでしょうか?