老人性うつ病は入院したほうが良いの?正しい接し方とは?

老人性うつ病は若い頃に患ってしまううつ病みたいにストレスや重度の疲労からといった事が原因という場合はあまり多くなく、例えば長年連れ添ったパートナーが亡くなったり退職後何もする事が無くなったりして、日々の生活に空虚感が生まれてしまったり、引っ越しなどで環境が変わった場合に患ってしまう事が多い病気です。

老人性うつ病とは??

自分が20代の時に経験した一般的なうつ病と同じように生真面目な人や、責任感が非常に強かった人が患ってしまいやすい病気で、特に老人になってからうつ病を患ってしまう場合には、自らの衰えにより周りに叱られてしまったり、前までは出来ていた事が出来なくなってしまったと考え出してしまうと発症のきっかけになってしまいます。

症状としてはうつ病と同じで、精神的に不安定になり気分がずっと落ち込んでしまったり、それまで好きだった事に興味が無くなったりといったものです。

自分の身内の体験でも年配者になると長年会社勤めで働いてきて変にプライドを持ちすぎて余計に苦しくなっている人をたくさん見てきました。

もっと気楽になって色んな人と話せば良いのにと見ていて感じましたね。

会社以外での人間関係を豊富に持っている人はうつ病になりにくいという印象も感じました。

老人性うつ病と認知症は違うの??

老人という事でどうしても認知症と混同されがちですが、認知症の場合は根本的な欲求が無くなるという事は少なく、認知症のような症状に加えて食欲が無くなったり、具体的に体調が悪いと訴えるようになったら老人性うつ病の可能性がかなり高いです。

もしもこうした老人性うつ病を発症してしまった人がいる場合は、周りの人の接し方が重要になって来るという事で、まず一番大事な事はその人本人がなるべく落ち着けるような環境を作ってあげる事です。

落ち着ける環境といっても様々ですが、例えば老人が言っている事だからと適当に返事をするのではなく、ちゃんと人との会話をしてあげたり、周りの人は理解しているんだよという事を伝えていく事が重要となります。

この適当に返事をしてしまうというのは自分も経験がありましたし多くの方が経験されているのではないでしょうか?

年寄りだから新しいことなんか興味もないし分からないだろうと初めから決めつけてしまっていたことは反省すべきだと思いました。

もちろん、家族や周囲の人にも色々な事情がありますのでそれをずっと心がけていくのは難しいですし、つきっきりで面倒を見るというのは家族にとっても負担となりますので、あくまで家族や周りの人たちは自分たちの出来る限りで寄り添っていくべきです。

自分自身の家族は今のところ大きな病気をしていることはなくなんとか健康を維持して生きてますが最近では近所でも有料老人ホームとか増えてますし気になるところではあります。

また本人にとって無理のない程度に外に連れ出してあげる事が大事で、人とのかかわりを積極的に持つ事で気持ちの部分で変わってきますし、また本人にとって出来そうな趣味を積極的に勧めてあげたり、周囲の人が一緒に趣味を楽しんでいく事で、気がついたらうつ病が改善するという可能性も出てきます。

後最近はインターネットが発達している時代ですので、スマートフォンやパソコンに積極的に触れさせてみて、自分の知らない世界を見せてあげるというのも一つの手です。

食わず嫌いになっている人も多いかもしれませんが自分の知りあいでも初めは否定的であった人ほど熱中してこちらへ質問をすることも増えたり表情が明るくなっていた人もいるので変に構えずに新しいことにチャレンジしてほしいと思います。

家でゴロゴロよりも適度に動いて!!

通常のうつ病でしたら暫くは休ませた方が良いのですが、老人性うつ病の場合は何もする気が無さそうだからと言って寝たきりにさせてしまうのは危険です。

というのも老人ですのでそのまま認知症になってしまう恐れもありますし、老人性うつ病と認知症は症状の見分けがつきにくい分、気が付いたら認知症も酷く進行してしまっていたといったケースもありますので、そこは気を付けていきましょう。

ちなみに老人性うつ病は病院に通院をさせる事で家族や周囲の人にとって負担軽減になりますので積極的に受診するべきで、その場合は心療内科か精神科に行く事になります。

病院に行くとカウンセリングが行われますので、どうしてうつ病になってしまったのかという根本的な原因をしっかりと洗い出す事が出来ますし、抗うつ剤等を処方してもらえますので、症状が重くない場合でしたらこれで改善出来る事も多いです。

重度の場合はプロに頼って入院も

ただし重度の場合になって来ますと、うつ病が躁うつ病になってしまったり、自殺未遂を起こしかねない事もあります。
最悪の場合家族に対しても危険な行動に及ぶ場合もありますし、この場合は通院だけでは改善出来ない事が多いですので入院した方が良いと判断される事になります。

その場合精神科への入院となりますので、現役時代にはうつ病に無縁だった人にとって最初は戸惑う事になるかもしれませんが、精神科での入院中は寝たきりという訳では無く、主に生活が不規則な場合でしたら規則正しい生活に改善するようにしたり、作業療法やレクレーションといって患者本人にとってなるべく有益になるような事をしながら過ごす事になりますので、通院よりもはるかに症状が良くなる可能性が高いです。

もちろん入院ですので費用はある程度かかりますが、自己負担費用につきましては高額療養費制度を使う事が出来ますので、その他にかかるお金を考えたとしても、基本的に月額100000円程度で収まります。

70歳以上の場合でしたら高額療養費制度による自己負担限度額が更に下がりますので、もう通院だけではどうしようも無いと判断できる場合には、積極的に入院を考えるべきです。

家族としては入院となると色々不安な事を考えてしまうかもしれませんが、どうしても家族だけでは対処しきれない場合という事もありますし、無理に家族だけで解決をしようとすると家族も共倒れになってしまう事がありますので、一時的にお互い離れて自分に専念する事で元の状態に戻れる事は多いですし、前向きな気持ちで検討していくべきです。

自分自身の考え

身近な知りあいでも一見普通に見えても病院で診断してもらって初めてうつ病だと聞かされた老人の方もいらっしゃって

その方の話を聞いていると自分では全然自覚がなかったのに驚きとショックを受けていらっしゃいました。

でもよく聞いてみると退職して喪失感を感じているとも言われていたのでいかに仕事一本だけというのが危険かということを気づきましたね。

先にも書きましたが仕事以外での人間関係を豊富に持っておくことが老人性うつ病の予防につながるのではないでしょうか?