子供がうつ病で入院が必要なのはどんな時?

子供はうつ病を患うことはないと思っている人もいるかもしれませんが、決してそのようなことはなく大人と同じように患ってしまうことがあります。

今の世の中は大人だけでなく子供も複雑な人間関係に悩まされることが多くネット上でのいじめなど昔と違うストレスが蔓延しているので子供といってもストレスケアが大事な時代になってきています。

子供も過剰なストレスに悩んでいる!

情報があふれたり複雑な人間関係等からストレスが多い現代では、誰もうつ病を患ってしまう可能性のある病気であり、むしろ逃げ場のない子供のほうが重症化する恐れもあるほどです。

大人であれば嫌なことから逃げ出そうと思えば逃げることが可能であることがありますが、うつ病になる前に何とかすることも出来ますが、子供の場合には大人の監視下に常にあるので嫌なことがあったとしても逃げ出すことが出来ずに、プレッシャーに晒され続けることもあります。

その結果としてうつ病を発症してしまうことがあるのですが、そのような状態になってしまった時にはなんといってもまずは休むことが大切です。
強いストレスから解放をさせてあげないといつまでたっても良くなることはならずに、余計に重症化してしまうことがあります。

大人が子供へするべき対応とは?

大人がすべきことというのは何で悩んでいるのかということをしっかりと知ることであり、逃げ道を作ってあげることが大切です
もちろん、辛いことから逃げてばかりいられませんし、単なるわがままであるというのであればわがままを聞く必要はありませんが、様子が変だと思ったときには守って上げる必要があります。

逃げ道というと言葉が悪いかもしれませんが考え方を変えるとか進路も1本道ではなく複数あるものですから深刻に一人で抱え込みすぎず人に相談する癖をつけてほしいですね。

本来であれば味方になってくれるはずの親ですら味方になってくれないとなると、ますます追い込まれることになってしまってうつ病の症状が悪化することになるのでいつもの様子が違うという時には、理解をして救いの手を差し伸べてあげるようにしましょう。

そして、子供の様子が変だと思った時には診察を受けて異常がないかを確認することが大切です。
子供はうつ病にかからないと思っていれば、かかってしまった時にも気づかずに余計に追い込むことになってしまいかねませんから、普段と明らかに様子がおかしいという時には専門家に診てもらう必要があります。

何事もなければそれでひと安心ですし、うつ病の気配があるというのであれば適切な対処法を指導してもらうことが出来るので、それ以上の悪化を防ぐことが出来ます。

子供というのは感情表現が苦手な子も多いですから、一見普通に見えても、気づかぬうちにうつ病の症状が悪化しているということもあるだけに早めに診察をうけることが大事なのですが、実際には重症化をするまで気づかないということが多いものです。

短期の入院で気分転換を!

そのような時には、短期の入院をしてみるということもあるので覚えておきましょう。

うつ病を患って入院することになったと聞くと大変なことだと思ってしまうかもしれませんが、治療のためには人によっては一番良い方法でありストレスの掛かる環境から強制的に切り離すことによって、精神的な負担を軽減することが出来ます。

短期間であったとしても入院をしてみて環境を変えてみる事で実はとても心が疲弊していたんだと気づくことがあるのです。

家にいればまた逃げ道がなくなってしまうのではないかと不安になってしまうものですが、病院であればそのようなストレスから逃れることが出来るので、治療をするには最適な環境となっているのです。

小さなうちからうつ病にかかって入院をすることになってしまうとなると、親としては心配でたまらないことでしょうが、治療のためには重要なことでありむしろそこまで気づくことが出来なかったのかということを考え直すことが必要です。

入院をしている時には一時的に良くなっても、家に帰ってきてからまた以前と同じ環境であれば再発をしてしまう恐れがありますから、入院をしている時には親としてもこのような事態になる前に何とか出来たのではと考え直さなければなりません。

環境が改善しなければ根本的な問題の解決には至りませんから、退院後のことも考えておくようにしましょう。
子供がうつ病にかかってしまうと親もパニック状態になってしまうものですが、適切な治療をすれば必ず良い方向に向かうので、一緒に病気と向き合っていくことが大切です。

子供の場合のうつ病は判断する事が難しいことが多いので病院で診断してもらうのが遅くなりがちなことが多いと言われています。

子供のうつ病とはどのように判断するのが良いのでしょうか?

子供ならではの複雑な友人との関係や学校の雰囲気が合わないなどが多いかと思いますが、イライラする事が増えたり、元気がない日が増えたり、今まで興味があったことに無関心になったりしたら要注意です。

食欲がいつもより落ちたり朝いつまでも布団から出られないなど睡眠に何かしら障害があることもポイントになるので注意深く子供を観察してみる事が重要です。

自分の周りでの経験談

自分がうつ病を患ってから知り合った人の中には小学生くらいの子供さんもいました。

話してみると学校での人とのコミュニケーションがとても苦手とのことでそれがストレスの元になっているようでした。

話し相手がいずにいつも一人でポツンとして過ごしていたようでそれではストレスもたまりやすいですよね。

自分自身の子供の頃を思い出しても共通する点がいくつかはありました。

内向的であるとか、人間の好き嫌いが割とはっきりしていて特定の人となら話が弾むけど慣れてないと全く話が通じずにストレスになっていて時々頭痛や、腹痛も経験しました。

小学校の3年生頃までは活発で友人も多く元気な子供でしたが、色んないたずらや悪さをして怒られすぎてそれが懲りたのか5年生頃になると物静かな真面目人間に変わっていきました。

静かにしていれば叱られないということを学習したんだと思います。これは大人になっても若干残ってしまいましたね。 自己主張をせずに仕方なく周りと合わせるということに無理やりでも慣れてしまったということです。

この小学生の頃に感情を抑えてしまうことを身につけてしまったことも大人になってからうつ病になるような弊害の元になっていたのかもしれません。

怒ることもほとんどなく、はにかみ笑顔でよく言われる「イイ人」を演じていたのかもしれません。

本当の感情を抑えることが癖になってしまうと自分が何者なのかが分かりにくくなっていきます。

自分は日頃、感情を抑え込んでいるなと思う方は練習だと思ってでも良いので喜怒哀楽を正直に出してみてください

スッキリすることに驚くかもしれません。

それだけ今までが抑え込んできたのです。

色々な自己啓発系の本の中では愚痴、弱音を吐くことは悪いかのように書いてあるものもありますが、人間ですから教科書のように人生はいきません。

ある本で書いてありましたがプラス思考とマイナス思考はあくまでもバランスが大事で100%常にポジティブでいなさいというわけではないのです。

辛い時は辛いと本音を吐いてください!

そしてまたやる時はしっかりやると分けて考えてください。

不自然な我慢はもう止めましょう。

子供の頃のように素直に本音を吐く時間を自分で作って余計にストレスを抱え込まないようにしてほしいですね。

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