仕事うつや転職した人の話をたくさん聞いて気づいた驚くべき共通点とは?

数年前から仕事上の人間関係などのストレスが原因でうつ病の症状を発症してしまう仕事うつが増えています。転職して環境を変えたり好きな仕事をやっている人が多くないとされる日本ですが、日本人は勤勉で転職などせずに一つの仕事だけ一生懸命働くことが美徳であると考えられる傾向があるため、仕事が辛い、休みたいと考えても無理をして気合と根性の精神で働いていることが多々あります。

 

仕事うつになるまで頑張り続けないで!

日本人の気質もあって休みたくても休めない人もたくさんいらっしゃるとと思います。

しかし、一時的な気分の問題ではなく、体力も精神面にも苦痛を感じられるようなら、今すぐにでもしばらく休養が出来ないか相談をするとか仕事を辞めて転職を考えるようにします。

うじうじと一人で悩みを抱えないで誰かに相談するとか思い切って転職してしまうなど早い対応がポイントになります。

うつ病まで患ってしまうということは何かしらマイナスの感情の我慢のし過ぎが共通してあると言えます。

言いたいことがあっても我慢してしまう癖のある方は多いのではないでしょうか?

転職せずに現状維持のまま仕事を続けてもよほどの職場でもない限り、業績が良くなる好転はかなり難しい状態にあることが多数だと思います。

転職して勤め先を変えれば環境の変化で仕事うつの症状が軽くなる可能性も高まりますので、自分の気持ちに正直に生きることをおすすめします。

今現在、取り組んでいる業務があり、責任を負っている人もいるでしょうが、仕事うつの状態であれば深刻に一人で責任を背負うのではなく、ある程度の見切りをつけて、誰かに助けてもらうことも考える必要があるでしょう。

ある程度の見切りをつける判断さえ難しいのであれば、今すぐ投げてしまっても構いません。我慢する、自分を犠牲にする考えは今すぐにやめることが大切です。

逃げると言うと表現がきつい感じになりますがあまりにも辛ければ転職でもしてしまって、その環境から離れることは決して悪いことではありません。

周囲に迷惑をかけるわけにはいかないと無理に業務をこなしていれば、いずれは精神的、肉体的にも限界が訪れます。ちょっと憂鬱というような症状を通り越して、本格的なうつ病の領域に陥る危険が高まってしまいます。

仕事うつの症状が深刻になる目安としては、朝起きたら体が重くて起き上がれない、出勤するために自宅の玄関を出る際に激しく嘔吐した、周囲に誰もいないのに自分のことを悪く言っている、責めているといった幻聴が聞こえるようになったらとても危険です。

仕事うつは自覚が乏しくても進行してしまう!

仕事うつの怖いところは家族だけでなく、自分自身も自覚がないまま悪化してしまうリスクがあるところです。精神的、肉体的に限界を迎えると、最悪の場合に自分自身で命をたってしまうことに繋がるのが仕事うつの怖さです。

仕事うつの症状は何もこれだけでなく、人によって様々ですので、見極めがしにくいのも難しい部分だといえます。

気分が沈んだり、今まで好きだったものに興味がわかなくなる、意味もなく食欲が落ちるなどの症状が1ヶ月程度続くのであれば、うつ病の可能性もあるでしょう。

ひどくなる前に転職を考えて!

うつ病が悪化してからでは、再び仕事をするのに半年から1年くらいはかかってしまうことが多いので、身体的や精神的に今までとは違うストレスを感じるのであれば、今の仕事を辞めて転職を考える方がかえって解決に向かうこともあるかもしれません。

辞め方が分からない、辞めることを伝える勇気がわかないという人は多いでしょうが、辞めたほうが良い理由と、転職することによるメリットを明確化すれば、実行に移しやすくなります。

まず、精神的に追い詰められる状態になってでも、転職せずに今の職場に居続けることのリスクを考えます。日本人は転職を繰り返すことをあまり良い風に考えない傾向が強く、就職した職場に、長く居続けることを美徳として考える傾向が強めです。

昔であれば終身雇用や年功序列によって給与が増えるなどのメリットがあったものの、現在ではこのような職場がかなり減っています。

転職せずに、いつまでもその職場に居続けても、給与が上がったり、スキルが上がるとはいえません。また、人間関係があまり良くなかったり、仕事そのものがあまり合わなかったりして強いストレスを抱えたままだと、仕事のパフォーマンスが低下する原因になります。

仕事も大事ですが、自分が幸せになることがもっと大事で、相性の良い環境に転職してしまうことを早めに決断したいところです。

特に日本の会社はよほどのスキルが無い限り、年齢が高い人ほど転職が不利になりますので、早めの判断でリスクを抑えるメリットが得られます。

今の勤め先から得られる給与と、その給与がもらえる労働時間のバランスを考えることも大事です。正社員であっても今の日本では高い給与を望めない人が珍しくありません。

今の時代フルタイムで勤務して年収300万円以下の給与の人も多数いるのが現実です。これを時給換算すると、アルバイトのほうが高くなるケースも見られるほどですから、単純に月収や年収を比較するだけでなく、労働時間も比較して本当に仕事内容に見合った給与がもらえているのか考えるようにしてください。

特に普段の給与が少なく、ボーナスさえ出ない会社は良い会社とはいえません。待遇の悪さが精神的なストレスに拍車をかけますので、軽いうつ状態から、エスカレートして放っておけば重いうつ病へと転がり落ちる危険のある職場です。

仕事を辞めると決断して上司に伝えに行くと、今は困るとか、仕事の責任を取ってからにしてくれとかいわれることがあります。しかし、この話をまともに受ける必要はありません。

基本として日本では1ヶ月前までに仕事を辞めることを伝えれば、会社を辞められる権利があります。うつ病と診断されていれば、即座に辞めることが認められています。

通常の辞め方であれば、本当の理由を伝える必要もありません。相手の誘導に惑わされないようにすることが、仕事うつの悪化を防ぎます。

次に転職先を見つける作業です。ハローワークの利用が一般的ですが、現状のハローワークはブラック企業の登録が多いと言われることもあるのでハローワークだけでなく今はネット上でも情報はとれるの色々探してみることをオススメします。

仕事のミスマッチを防ぐためにも事前に話を聞く場を作ってもらったりして雰囲気はどうなんだろうというのを感じてみることも良いと思います。

仕事うつを避けるためには仲介業者が適切な職場をマッチングしてくれる、転職エージェントのサービスの利用がおすすめです。

自分の体験談

自分自身の体験で言えば23歳という若さで心身に違和感を感じたことがきっかけでしたが就職がなかなか決まらなくてイライラと焦りで頭がいっぱいだったことを覚えています。

人に悩み相談することもなく一人で抱え込んでいたことがうつ病を患ってしまった大きな原因の一つにあることは間違いないと思っています。

うつ病を患う以前の問題で友人が身近にいなかったことも問題でした。

近くに相談相手がいればこんな若さでうつ病を患ってはいなかったのではとたまに今でも思い返し後悔する時はあります。

これを読まれている皆さんには自分のような苦しい経験をしてほしくないので最近食欲がないとか何も面白くないとか思う日々が続けば早く誰かに相談して苦しい感情を吐き出すようにしてください。

転職して良い場合というのはある程度心身の健康を取り戻して興味関心が以前のように戻ってからだと思います。

心地よい感じがする、相談相手をある程度複数人確保しておくことも重要だと言えます。

これは本当に自分が失敗しているので言えることですね。

転職しないほうが良い場合というのはなんとなく気分が塞いでいるとか焦っている時は余計に動かないほうが良いと個人的には思います。

これも一度自分が失敗して大変な目にあっているので言っておきたいことですね。

焦っている時は冷静でないので後から後悔することが非常に多いはずです。

時間をある程度置いて冷静になったほうが良いと思います。