眠れない、食欲がない、気分が憂鬱など、うつ病で初期症状の時は仕事とどう向き合うべきでしょうか?
うつ病は人によって現れる症状が異なりますが、動作が遅くなったり思考が鈍くなったりといった症状もあります。
初期症状と思われる症状を自覚した場合は、一人で思い詰めたり、無理をしないことが大切です。
うつ病の症状が軽微で多少気になる程度であれば、続けるか休むかしばらく様子を見ながら判断するのが良いでしょう。
1.うつ病の初期症状は具体的にどんな感じ?眠れない
食欲がない
気分が憂鬱
睡眠の質が悪くなったと感じる
このような症状が2週間程度続くようなら、既にストレス過多でうつ病の初期症状が出てしまっているといっても良いでしょう。
特にぐっすり眠れない睡眠障害はうつ病の方100%に共通する症状だと言われています。
気になるチェック項目はこちらから!
うつ病の症状かも!気になるチェック項目13点の紹介 | 心の充電部屋 (utsubyou-kaizensuru.com)
2.仕事への向き合い方はどうしたら良い?
作業中に集中力が度々途切れたり、周りから遅いと言われるようになった時は既にストレスから疲労困憊になってるサインなので上司に相談して仕事の割り振りを見直してもらい、またクリニックの受診をおすすめします。
そのため、相談する相手を選ぶ時は、頭ごなしに否定したり、精神論で諭そうとする相手を避ける必要があります。
一方的に言い分を言う相手よりも、黙って頷きながら話を聞いてくれる相手を探すことが重要でしょう。
一人で頑張らなければと気負ったり、自分の責任でやり遂げなければと無理をするのはNGです。
無理をすると初期症状が悪化しますし、悪化が余計に作業を遅れさせる、負のスパイラルに突入するだけです。
上司に相談するのが難しい場合は、他言する恐れがない信頼できる同僚、先輩に相談してもよいです。
従業員のメンタルの健康に力を入れている企業なら、産業医も相談できる相手になる可能性があります。
うつ病は初期症状でも、思考の遅れや集中力の低下など、日常生活に影響する状況が発生します。
つまりこれまでできていたことが難しくなる、あるいはできなくなるのは不思議ではないことです。
できないからと自分を責めるのは間違いなので、まずは自分自身と症状などの状況を受け入れることからはじめましょう。
これまでと同等量、同等の内容の仕事をこなそうとするのは無理があります。
初期症状の重さによっては、量を減らせば無理なく続けられることも十分に考えられます。
内容の方についても、思考力や集中力が問われる場合は、比較的簡単にこなせる内容に変えてもらうことが必要になります。
うつ病の初期症状はたとえ軽いものであっても、甘く見ると悪化して、本格的に休職せざるを得なくなることがあるので注意です。
周りの人に相談したり、クリニックを受診して治療を受けるのは恥ずかしいことではないです。
休職も恥ずかしいことではないですが、休職は避けたいというのであれば、早めに相談して無理せずに済む方法を検討する必要があります。
不規則な生活やストレスは悪化の原因になることから、できる範囲で生活リズムを整えたり、ストレスを軽減する工夫をするのが良いです。
残業が多い職場は、生活リズムを整えるのが難しいので、残業が発生しないように心がけましょう。
自分の努力だけで残業を減らせない場合は、自分でなんとかしようとせず上司に相談です。
仕事が続けられるかどうかは、周りの人たちの理解と協力が鍵を握ります。
理解ある上司や同僚に恵まれているなら、仕事量や内容を見直してもらい、助けを借りながら続けることができます。
もちろん、クリニックを受診して、治療を受けて様子を見ながらが前提です。
上手く対応することができれば、休職することなく症状を改善することができるでしょう。
症状が改善したとしても油断することなく、常に無理をしていないか状況を確認しながら、無理なく続けていくことが重要です。
現在はメンタルの病気の理解が進み、サポート体制を整える企業や社会のサポートが増えているので、利用できるサポートを確認して有効活用しましょう。
3.まとめ
今回はうつ病の初期症状の時の仕事への向きあい方について記事にしてみました。
自分自身は仕事をする以前に就職活動そのものが上手くいかずに一人で悩み続けた事があり、そのストレス長期的に続いたころに心身の状態がおかしくなっていきました。
初期症状を抱えたまま仕事を何とか見つけて働き出してみたものの全身のだるさ、思考力の低下によるものもあり、長続きせず短期のアルバイトを転々としていました。
経験から初期症状の時の仕事の向き合い方として、
だという事を学びました。