幼児がスクスク育ちやすい家庭教育とは?

2020年度を最後に長年にわたり実施され続けてきた大学入試センター試験が終了する事がアナウンスされている上に、小学校からプログラミング教育が必修化される事が決定している様子からもわかるように、現在子供を取り巻く教育の現場は著しく変化のタイミングを迎えています。

しかも、情報通信技術は尚一層進化していく事に加えて人工知能も目覚ましく発達していくため、今後の子育ては幼児の頃から従来の詰め込み教育ではなく、変化する今後の社会を見据えた子育てを行う必要があります。

幼児がスクスク育ちやすい家庭教育とは?

そこで、これからの将来を担う人材を育てるべく幼児がいる家庭で行うべきなのは、頭の中に入れる知識を増やすばかりではなく、得た情報を元にし応用した考え方が行えるようになる応用力を養う事です。

応用力を養うための要点は感受性と好奇心、思考力と発想力という4つであり感受性は様々な物事を受け止め気持ちが動く心理で探究心を養うために求められます。

好奇心は見落としてしまいそうな小さな物事にも着目して興味関心を抱き、抱いた興味関心を元にして自身の意見を述べる様子までを指します。

思考力は自身が考えている思考を他人に対して分かりやすく伝える能力で、発想力はこれまでには存在しなかったアイディアを考案し、生じている問題の解決を目指す問題解決能力も含んでいます。

探究心を高める事に繋がる感受性や導き出した考えを文章にする言語能力、新しいアイディアを発案する発想力は機械が発達しても人間を上回る事はできないため、幼児の頃から高い能力が得られるように教育していれば、今後の情報通信技術とAIの発達が顕著になった社会でも唯一無二の逸材として活躍できるようになります。

幼児期の環境が大切!

人間は生まれながらにして独自の個性や性格をもっていますが、成長していく中で身を置く環境により本来とは異なる個性や性格に変化していきますし幼児の頃から小学生、中学生の頃までの環境は特に重要で幼少期の環境が土台になって能力が養われていくため、親も率先して能力が高めやすい家庭環境を整えてあげる事が重要です。

あらゆる能力が円滑に得られるようにするには、親が子供に対し働きかけてあげる事が欠かせないので、目にした時親の心が動いた事柄があった際、すぐに子供に心が動いた様子や心が動いた理由を教えてあげるようにしましょう。

具体的には子供と一緒に外を歩いていたり、自宅の窓から見えた夕焼け空が美しく感じられた時には、自身の心の中だけで完結するのではなく子供に対して夕焼け空が美しい事実を伝え、美しさを引き立てている理由も詳細に伝えます。

他にも季節ごとによって異なる風の感じ方について話題にすると、夕焼け空を見た時の視覚の他に肌の感覚としても変化が感じられるようになり、些細な変化に気が付けるようになれば感受性豊かな子供に育ちます。

感受性豊かな子供というのは感度が高いアンテナを張り巡らせられるので、他人が見落としてしまいがちな小さな物事にも反応を示せるようになり、高い好奇心がきっかけとなってあらゆる事柄に興味関心を抱きます。

興味関心を抱いた事柄に関し、尚一層深く掘り下げて熟知したいといった探究心が次第に知性へと変わっていき高い能力を持った逸材へと成長します。

また月は1ヶ月に1度の周期で満月を迎えますが、満月を迎えた際にカーテンを開けてしっかりと普段よりも大きくて明るい満月を見せてあげると、迫力を感じつつも幻想的に光る満月を目にしながら満月になると普段よりも明るくて大きくなる上に、1ヶ月に1度の頻度でしか満月を迎えない事について探究心を抱くようになります。

つまり、育ちやすい家庭教育を行うために欠かせないのは実体験させてあげる機会を与える事であり、実際に実体験させてあげると五感に直接的に刺激が与えられます。

そのため、夏になればキャンプやハイキングを楽しむために森に出かけて緑豊かな森の中に身を置く事で、四方八方から聞こえてくる虫や鳥の鳴き声が耳に入ってきますし、木々や土の香りも常時嗅覚から感じられるようになります。

このように屋外に出かけて現場に身を置き実体験をする事も家庭教育ですし、家庭教育は日頃日常生活の中で繰り返す食事を通しても行えます。

四季がはっきりとしている日本は各季節に旬を迎える食材が多々ありますが、しっかりと旬の食材を使用して調理をしたり食卓に並べてあげると、旬を迎えている食材であるが故に美味しさが引き立っているという事実が分かるようになります。

そして、スマートフォン等のネット環境が普及し様々なウェブサービスも多い今日では、スマートフォン等を使用して子供との娯楽を楽しむ家庭が少なくないですが、幼児が育ちやすい家庭教育で重要なのは手を動かし思考回路を巡らす積み木などの娯楽を選ぶ事です。

スマートフォンやパソコンは映し出されている情報を受取る受動的な行動ですが、積み木などは考えた通りに手を動かす事で変化していく特性上アウトプットが上手な子供に育ちますし、幼児と親が向き合って楽しめるのでコミュニケーション能力も同時に育める家庭教育です。

幼児が育ちやすい家庭教育について思う自分の考え

自分自身の幼少期の頃は、すごく田舎でゆったりとした時間の流れで過ごした記憶があります。

ただ、親子の関係では特に父親からまともに褒められた記憶はなく、厳しかったという記憶があります。

大人になってから幼児期を振り返ってみるともう少し認めてもらいたかったという思いがあります。

今はテレビでも教育について取り上げられることが多いですが、興味を持っていろんなことをやろうとすると「それはダメ」「無理だからやめておけ」とか否定の言葉のシャワーを浴びせられて、いつしか消極的な子供になっていくことが多いように思いました。

親の言うことを聞いておけば良いとか言われたこともありました。

自主性、積極性を潰されるのはこういう幼児期を過ごしてしまうことが原因として大きい気がしています。

もちろん、人を傷つけるようなことをしたり、誤って刃物を間違った使い方をした時などは厳しく教えないといけませんが、一方的にガミガミ押し付けることは良くないと思います。

人の顔色を伺って調整して生きるような苦しい人生にならないためにも親は子供の良い部分を伸ばしてあげるよう協力してあげることが大切だと思います。

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