コミュ力が気になる人にとってコミュニケーションが重要な仕事は不安ですが、反対に必要ない仕事であれば安心して働けます。
1.コミュ力が低くても働きやすいなら工場勤務
工場勤務の多くは基本的に流れ作業で、生産や加工を担うべく品物と向き合うことが中心ですから、対人スキルはそれほど求められないと言えます。
勿論、基本的な挨拶程度は必須ですが、長時間話し合うようなことはそう多くないかもしれません。
毎日やることはほぼ決まりますし、後は自分の業務さえきっちりとこなせば、文句を言われることもないでしょう。
いずれにしても、工場での作業は目の前の業務に取り組む集中力が大事で、ある意味自分との闘いになります。
人付き合いが苦手な人にこそおすすめで、コミュ力の重要性が低いことから、おすすめ度は割と高いです。
これは倉庫での作業も同様で、綿密なコミュニケーションが必要ないのも共通ですし、やはり集中して業務にあたれるのが魅力です。
当然ながら作業中にやり取りが発生したり、進路における注意喚起が必要になることはありますが、どちらも業務に関わる最低限のことです。
つまり意見交換は必要ありませんし、意見の違いによる言い合いの喧嘩に発展する恐れもそう多くは無いかもしれません。
集中力に加えて体力が物を言いますから、体力がなければ成り立たないですが、慣れてしまえばそれほど苦にはならないでしょう。
高頻度のコミュニケーションが必須の業務と比べれば、かなり気が楽に感じられるはずです。
ただ、コミュニケーション量は業務内容や勤務先によって変わるので、事前にその点を確認することをおすすめします。
2.IT関連の仕事
コミュ力が必要ない定番の仕事といえば、好きな場所で作業に集中できるIT関連です。
具体的にはフリーのITエンジニアやプログラマ、システム開発といったもので、いずれも求められるのはスキルと経験です。
経験が必要なので、フリーになろうと思えば相応の努力が欠かせませんが、しかし実力が認められれば人とのコミュニケーションを最小限にコンピュータと向き合って作業できます。
専門的かつ高度な職業ですから、実力があれば上を目指せますし、実績を残せばそれだけ高額の年収が得られるでしょう。
作業はついつい長時間になりがちですし、コンピュータと向き合い続けるので孤独になりやすいですが、人付き合いが苦手どころか苦痛に感じる人にはむしろ天職です。
業務に関するやり取りはありますが、必要最低限のことに限られますから、相手と仕事のことで話し込むようなことはないです。
コミュ力は全く必要ないと言い切ってしまうことはできないものの、必要以上に求められることがないのは確かです。
結果さえ出せば能力が認められるのがIT関連のITエンジニアやプログラマなどで、フリーになってシステム開発などに取り組めば、面倒な人付き合いに煩わされずに済みます。
作業内容は黙々と取り組むことが殆どですし、やり取りはメールやチャットが多いですから、文章を作成する能力さえ問題がなければ大丈夫です。
近年は特に、リモートでの作業がやりやすい時代になっていますから、周りに誰もない場所で作業に打ち込むのも夢ではないです。
3.コミュ力が低くてもトラックドライバーは向いてるかも
コミュ力が必要ない仕事で外せないのは、長距離を移動するトラックドライバーです。
トラックを運転して荷物を運ぶのが業務ですが、荷物の積み下ろしを除けば基本的に1人で過ごす時間が多く、車内にいる時間が殆どです。
そもそもトラックの運転が主な仕事ですから、車内で過ごす時間が大半を占めるのは当然といえば当然でしょう。
コミュニケーションが発生するにしても、業務上のやり取りばかりですし、挨拶や他愛もない言葉のやり取りさえできれば問題なしです。
冗談を言ったりそれを求められるようなことはまずないですから、そういうやり取りや雰囲気が苦手な人でも安心です。
長時間を孤独に過ごすことになるので、集中力を切らさない心構えや業務との向き合い方は必要です。
とはいえ、コミュ力が心配な人にとっては逆に、他人と過ごすよりもストレスを感じず済むのは間違いないでしょう。
運転中は割と自由ですし、飲酒は言うまでもなく厳禁ですが、音楽を聴いたり鼻歌を歌ったりして気を紛らすことはできます。
車内に1人でいると過ぎる時間は緩やかになりますが、運転さえ問題がなければ自由に過ごせるので、実はかなりストレスフリーです。
食事は自分のタイミングで摂れますし、仮眠を取るのも自分の判断で行うことが可能です。
運転に細心の注意が求められたり、大事な荷物を運ぶ自覚や責任感は問われますが、そこをしっかりと押さえておけば心配無用です。
少なくとも、運転中は完全に1人の時間が保証されるわけですから、1分1秒でも他人と関わりたくない人にとってはまさに夢のようです。
社内業務と違って人付き合いは最小限ですし、上司と部下や先輩後輩の関係に煩わしい思いをすることもないでしょう。
運転中に事故を起こせば本人の責任となりますから、運転前の飲酒を控えたり十分な睡眠を取るなどの自己管理は不可欠です。
それさえできるなら誰でも業務に従事できますし、男性だけでなく女性にとっても天職になり得ます。
4.自分自身が思う事
自分自身も決してコミュ力が高いと思ったことはありませんし、営業マン並みに上手に喋りたいとも思わないので個人で動ける仕事が適職だという気持ちがあります。
人間関係の煩わしさもほぼないですし自分の時間管理で動けるのが良いですよね。
今はリモートワークも当たり前の時代ですから、今勤めている会社の環境があまりにも悪ければ個人で動ける仕事を探してみるのも良いと思います。