うつ病の方を食事に誘う時に気をつけるポイントとは?

家族や友人、知り合いなどがうつ病を患って闘病している場合、話を聞いてあげたい、何か伝えたいという気持ちから食事に誘うことは別に悪いことではなく、むしろ状況によってはプラスに働くこともあります。

うつ病を患っている方への接し方は??

しかし、うつ病と闘っている方との接し方を間違うと病状をさらに悪化させてしまう恐れがあるため、食事に誘う場合には相手のことを配慮する姿勢を必ず持つ必要があります。
その場合、どのようなことに注意をすればいいのか、そして、うつ病になる前の関係性がどのようなものであったのかというのをよく思い出し、できるだけ自然に誘い出すことを心掛けるなど、対策の必要があります。
まず大事なことは相手が嫌がっているのに無理に食事に誘うことはしないということです。うつ病の症状にも段階があり、何も行動をとりたくないという時期があります。
自分もそうでしたが良かれと思って食事に誘うということは良いとは思うのですが元気そうに振舞わなければということがプレッシャーになったり相手から良かれと思って励まされたりすることが余計に辛く感じることがあるので注意が必要です。
その時期になると食事をしたいと思わなくなり、今まで興味があったことに対して興味がなくなったとか、返事をするのも面倒で何もしたくないということになりやすく、その時期に食事に誘うことをしたとしても、返事すら返ってこない可能性もあります。
せっかくの食事の誘いに何も返事もしないのかと怒るようでは、結果的に食事に誘うことが出来たとしても悪化させるようなことを言ってしまう可能性が高いです。今はしんどい時期なんだというのを知り、その時にはそっとしておいてあげるという配慮が求められます。
無理やり食事に誘い出す行為というのは最悪に近い行動です。うつ病の患者にとって静かにしていること、静養することがプラスに働く行為となります。
そんな状況を無視し、外の空気を吸わなきゃダメだとばかりに無理やり外に誘う行為をして、おなかいっぱいになるまで食べさせようとする行為は何1つ相手のことを配慮していない行為としか言いようがありません。
その場で、なぜそんなうつ病なんかになったのかを問いただしたり、なかなか起きてこないからとたたき起こすように起きてもらうようなことも絶対にやってはいけない行為です。
うつ病の症状が和らぎ、実際に食事に誘うことが出来た時に気を付けたいのは、それまでの関係性を逸脱するような状況になることです。
残念なことに、こうした精神疾患を抱えた人に対してあまり良い感情を持たない人はいるものです。
そのため、うつ病になる前までとても仲が良かったにもかかわらず、うつ病になってからは腫れ物に触るかのような態度で接してしまう人が意外と多く、そうしたものに対して傷つく患者が多いのも事実です。
食事に誘う場合、それまでと同じように接してあげることができるのかどうかをちゃんと確認しておくこともまた必要となります。
精神疾患を持つ人に対する接し方として避けるべきことは、徹底した接し方をしないことです。自分が寂しいから、話を聞いてあげることも兼ねて食事に誘うというのは、自分本位の考え方であり、明らかにやってはいけないことです。
接する以上は徹底的に面倒を見る、もしくはしかるべき人にお願いし、遠目から様子を見るのいずれかを徹底する必要があります。
それをしないと、あの人は自分の姿を見て離れていったと勘違いされ、傷ついてしまうからです。そうならないためにも、安直に食事に誘うことは避けなければなりません。
うつ病になっても、以前と変わらず接することができ、それでいて相手の病状、状況に対する理解、配慮ができるのであれば、何も問題はありません。
逆に言えば、多少相手に対して不安な気持ちがある、病気に対して理解がそこまでない、配慮をする自信がないなどのことがある場合には慎重にならなければなりません。
返事をしてこなかったにしても怒らない、ずっと寝ていたいという断りの理由に対して不快感を示さない、病気に対してなぜそうなったのか自分には理解することを放棄しないなどのことができるようになってからの方が無難です。

自分自身の体験談

自分の体験では症状が重すぎる時は出かけるどころではなかったのでひたすらベットで横になっているだけでしたがある程度動けるようになってきたら、誘われたらなるべく出かけるようにしていました。

外へ出て人と話すことをすれば自分の中で何かが変化するのではと期待したからです。

うつ病でないにしてもずっと部屋にこもって一人でいるのでは孤独感でいっぱいになるでしょうしそれを避けたかったのもあります。

でも出かけても途中で気分が良くない時は正直に相手に言って家へ帰るようにしていました。

その場にいても辛さばかり増えていくので無理はしませんでした。

余裕がある振りをしたり会話をすることが苦痛だったら誘われても無理しないほうが良いと思います。

 

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