過干渉に育てられた大人の特徴とは具体的にどんな感じなの?

子育てには大きく分けて過干渉と過保護がありますが、それぞれに違いや特徴が見られるものです。

渡部
こんにちは!うつ病改善コーチの渡部 啓二と申します。kei_watanabe1

これは親が子供にこうして欲しいというイメージが強く、それに反する行動をすると否定されてしまうことも理由の1つです。

つまり子供は親の言う通りに従う必要があって、自分の挑戦を諦めてしまい、成功体験が乏しくなることが自信のなさに繋がるわけです。

1. 過干渉に育てられた大人の特徴とは

自己評価が低い上に自己肯定感も薄いので、過干渉に育てられた大人は本当に無気力だったり、何かに挑戦しても克服を目指すのではなくすぐに諦めてしまいがちです。

親の考え方のレールの上を走ってきた過干渉に育てられた人は、

  1.  主体的に自ら考えて行動することが少ない
  2.  親の顔色をうかがうように他人の顔色をうかがうので、自分の意見が他人と違ったとして  も、波風を立てない為に口に出さないことも珍しくない
  3.  過干渉に育てられた人は失敗を恐れて挑戦しないので自信もないです。
  4.  癖のあるプライドを持つ

具体的にはこのような特徴があります。

1-1 自分で考えようとしない

他人の意見に賛同することに慣れているので、自分の意見が曖昧になってしまったり、何かを主張して自分で責任を背負って決めることも限られるといえます。

自主的に決断して行動する習慣が身につきませんから、他人の意見に合わせがちですし、大人になった時に責任感が育つ機会も逃してしまいます。

何でも親がやってくれるのが当たり前なので、自分で克服を目指そうとせず他人に任せがちな傾向です。

過干渉に育てられた人は自主的に動くのが難しく、また自信も十分に育てていないので、自分の責任が必要なケースでも克服を目指そうとせず他人に任せようとします。

それがやがて当たり前という考え方になり態度に出てしまうと、他人との間でトラブルに発展します。

距離が近いパートナーにとっては、依存されている感覚になってしまうので、それがきっかけで関係性が壊れたり別れる理由にもなるでしょう。

いずれにしても、頼り頼られる関係と依存は別物ですし、その違いを知る機会が得られなかった人はある意味でかわいそうです。

挑戦して失敗してを繰り返して克服した経験をせず、成長してこなかったことから、失敗を過度に恐れたり挫折しやすいといえるでしょう。

1-2 人の顔色を見て調整してしまう

一見真面目そうに見えて実は人の顔色を伺う癖がある人は周りにいませんか?

渡部
本心からの行動ではなく周りの人の顔色を常に観察していて叱られないように調整したりもします。

子供の頃に挑戦するチャンスを得て失敗しながら克服して成功してきた人は、それだけの体験をしているので自信に満ちています。

意を決して挑戦しようと足を踏み出しても、失敗しそうになると足を止めたり、引き返そうとします。

そして止まらずに前に進んで失敗がほぼ確実になると、それを乗り越えようという意欲が薄れてしまいます。

ピンチの状況からチャンスを見出すことができないので、何事からも逃げる癖がつくことになります。

1-3 失敗が怖くて消極的

過干渉に育てられた大人は自分で考えてトライ&エラーを繰り返して克服し成長するという事をしてきてないので直ぐに諦めたり、失敗が怖くて消極的になったりします。

渡部
過干渉に育てられた人は親が先回りして何でもやってしまうので、子供は自信が持てないまま育ってしまいます。

1-4 癖が強いプライドを持ってる

特徴といえば癖のあるプライドを持つことも、過干渉に育てられた大人の特徴に挙げられます。

社会的な肩書を持っている親に育てられると、子供は自分が特別だと思うようになりがちです。
それは親がそのように育てていることも理由ですが、周りからそう扱われることも理由です。

挑戦して失敗して克服して成長していない一方で、プライドだけは肥大化しますから、失敗すると誰かのせいにしてしまいがちです。

何も出来ないのに何でも出来る万能感に目覚めてしまったり、他人を見下す態度になってしまうのも問題です。

一言でいえばこじらせてしまっているわけですが、こじらせが過ぎると、自分が問題を起こしても悪びれもせず、何が悪いのか分からないということになってしまいます。

渡部
このように、過干渉の親に育てられてきた人にはいくつもの特徴があって、該当する項目が多い人は過干渉の環境で育ってきた可能性が高いです。

挑戦して克服しようとする意欲が湧かないので環境の変化を嫌い現状維持を好んだり、自分の意見を曲げてでも他人に合わせようとします。

責任を背負うのが嫌いですから、何かを決める役やまとめ役といった仕事を引き受けたがらないです。
これには自信のなさという背景もあって、成功をイメージしようとしても失敗が脳裏にちらついてしまいます。

自信のなさは言葉の端々にもあらわれるもので、何かを言う時に断言をせず、責任を逃れることができるように予防線を張ることも見られます。

何かを話し合って決めるような場では、他人任せにするので目立たないように存在感を隠そうとします。

自分の考えで決めて、失敗して克服して学んでこなかったことから、判断基準が自らの価値観や経験ではなく、親の考え方にあることになります。

考えて決める場面に遭遇すると、無意識のうちに親だったらどう考えて結論を出すかという思考回路が働きます。

親からの連絡が多くて、子供の方から連絡をしないと何故電話をしないのか、メッセージを送らないのかと問いただされます。

傍から見れば親子のコミュニケーションが密な仲良しに見えることもありますが、実際には親の監視下に置かれていて、子供は息が詰まる思いです。

それでも子供にとって親は大きな依存先なので、無下にすることはできず、親に合わせ続けようとします。

2. まとめ

今回は過干渉に育てられた人の特徴をいくつか挙げてみました。これは他人事ではなく自分自身の過去にも共通してる部分がありました。自分が自主的に何か克服を目指して行動を起こす前に親が良かれと思ってであろうと思いますが先に口出しし、こちらの考えを聞く前に否定的な言葉を投げかけられた事が沢山あります。

過干渉という言葉にあるように、あくまで程度問題で誰が見ても程良い限度を超える事そのものが良くないと思います。全然干渉しないというのも逆に問題ですからね。

特に人の顔色を伺って調整する癖は大人になってからも抜けてなく、時に疲労困憊になる事もありました。

是非、子供さんをお持ちの親御さんにも参考に読んでもらいと思います。

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