親が過干渉かどうか知りたい場合は、チェックリストに目を通して1つずつ確認することをおすすめします。
この記事の内容
1. 親が過干渉ではないか気になる方は一度チェックを!
あなたを思って言っている、これくらい普通と言われてしまうと判断が難しいですから、客観的に判断する為の指標が必要だと思います。
1-1. 〇〇をしなさいという命令になっている
具体的には、毎日のように「〇〇をしなさい」と命令口調で言われる、子供の希望を無理矢理遮って曲げてでも習い事や塾通いをさせているなどが挙げられます。
このような事は典型的で聞くことありますよね。
1-2. 人格否定するような酷い文言を使う
人格を否定するような暴言を吐かれているか、会話の話題が親の主導かどうかもチェック項目となります。
1-3. 家庭内でのルールが厳しすぎる
家で守るべきルールが多いこと、門限やお金の使い方に関する決まりが厳しく、自由に行動したりお金を使うのが難しい場合も過干渉と判断できます。
子供に過干渉な人は、自分の思い通りにならないとイライラしたり暴言を吐く、あるいは手を挙げるといった行動に出ます。
チェックリストはあくまでも判断の指標に過ぎないので、1つだけ当てはまっているだけだと正確に判断するのは難しいですが、しかし判断材料の参考にはなるはずです。
このリストでは、いくつ当てはまるかをチェックして、当てはまった数で干渉の程度を測ることができます。
つまり該当する項目が少なければ干渉は小さく、逆に数が多ければ干渉も度合いが大きいことを意味します。
子供の立場からすると、命令や制限といったものはストレスでしかなく、我慢を強いられると精神的に参ります。
苦手なことが更に出来なくなってしまったり、怒りを買ってますます干渉される悪循環に陥りがちです。
殴っていなければ暴力ではない、これは大人の勝手な解釈であって、
実際には言葉による暴力でも子供を傷つけることが分かっています。
過干渉は子供を内向的にさせたり、反対に問題行動や暴力的な振る舞いを引き起こしたり加速させることもあるので注意です。
アメリカ生まれの教育プログラムでは、親のタイプを判断するのに役立つチェックリストを公開しています。
子供が良い成績を取ったらご褒美をあげる、子供の為に犠牲になること、子の失敗は親の責任といった価値観がチェックリストの項目に並びます。
他にも子供は言うことを聞くべき、甘えさせるよりも厳しく接するのが自立に繋がる、子供には選ぶ権利がないなどの項目があります。
更にはしつけとして叩く、子供は家の手伝いをして当たり前、隠しごとはNGで何でもお互いに共有する、これも過干渉の判断に役立ちます。
いずれも良かれと思って子に行うことですが、子供にとっては過干渉以外の何ものでもなく、度が過ぎると苦しめられたり大人になってからも引きずることになるでしょう。
教育熱心で興味を持ったことは何でもさせる、話は聞いても意見は聞かない、意見はわがままという考え方も過干渉の特徴です。
何でもさせる、しかし結果や課程に興味を示さなかったり、話を聞いて反対はしないものの聞き流す場合は放任傾向です。
干渉が過ぎるのはNGですが、関わりが少なく必要な時に寄り添わない放任もNGですから、バランス感覚が重要だといえます。
干渉が多い人に育てられた子供は、いつしか顔色を窺うようになったり、期待に応えなければという気持ちが強くなります。
期待に応えられない自分を過剰に責めたり、責任を転嫁して親のせいと考えるようになる子供もいます。
考え方や価値観が否定され続けると、今度は無気力になったり厭世観が強くなることもあります。
決められたレールを走らされたり、型にはめられるような人生ですから、上手くいかずストレスが溜まると突然爆発することもあり得ます。
支配的な人と一緒に暮らしている形なので、他人と人間関係を築くのが苦手だったり、支配したり支配するかのような歪な人間関係を構築してしまうことにもなります。
チェックリストにおいて特に気をつけた方が良いのは、しなさいという考え方や口調、子供の為を思って言っている、心配だからそうしているといったものです。
子供の意見を遮って一方的に責めたり、好みではないものを選んで押しつけるのも、双方共に気をつけておきたい項目です。
また、先回りをして何でもやってしまう人や、子供がやり遂げるのを待てない人も干渉が強い傾向なので要注意です。
本人が決めたことを何度も確認して変えさせたり、部屋の隅々までチェックするような親も気をつけた方が良いでしょう。
子供は保護され守られる対象とはいえ、
子供時代に強い干渉を受けて育った人は、同じようなことを子供にもしてしまう遺伝的な傾向を見せます。
人生を振り返って大部分を失敗だと感じている人も、同じ失敗をさせまいと子供に干渉しがちです。
こういう人は子供の本当の気持ちに気づいていなかったり、内心どう思っているか興味がなかったりします。
干渉するのに無関心という、一見すると矛盾にも思える相反する要素の同居ですが、チェックリストを確認していくことでこのような特徴が見えてくるのは確かです。
2. まとめ
過干渉については自分もうつ病経験してから色々な人の話を聞く内に自分もそのように親からされて育ったのではと思うようになり調べていくと、やはり該当する点はいくつかありました。
これから自分がすすんでやろうとしているタイミングで「〇〇しなさい」とかはよく言われてきましたね。
一番ガクッと気分落ちる時でした。
これは学習においても「勉強しなさい」という言い方が一番良くないと聞いていましたが真にそうですよね。
親は良かれと思って言ってるのでしょうが子供からしたら苦痛でしかない場合はよくあると思います。
例えばスーパーで親子連れを見かける時にたまに思うのがりつけるばかりであることがあります。
もっとコミュニケーションの工夫したら良いのにといつも思ってしまいます。
人は感情で動くと言いますが言われ方次第で心の状態が違ってきますよね。
今回いくつかチェック項目を挙げてみましたが皆さんどうでしたか?